2016.03.01

├ダイエット食事編

内臓が動かないと・・・

先日の勉強会の話でもあるのですが
かつて日本人に多かった胃がんの死亡率が
低下するにつれて増えてきたのが
大腸がんの罹患率(りかんりつ)と死亡率です。

女性では乳がんを超えて大腸がんにかかる方が
増えてきています。

大腸がんが増えてきている要因は
まずは食生活の欧米化
とくに動物性脂肪と乳製品の摂取
運動不足などがあげられます。

また便秘で受診される20代や30代の
患者さんにも早期の大腸がんが見つかることもあるようです。

つまり
腸内環境というものが
健康面に大いに関係するということです。

ダイエットで言えば
はっきりとした統計があるわけではないですが
経験上の話をすれば
便秘の方は痩せにくいです

またそういう方は内臓自体の「動き」も弱く
ひいては消費エネルギーも少ないので
食べ過ぎたらすぐ戻せない傾向が多いですね。
なので、便秘の方はそこも改善していけるといいと思います

しっかり腸が動くようにしていけばいいわけですが
腸はその場所で使うエネルギー源が違うってご存知でしたか??

エネルギー=ブドウ糖

と思いがちですが
腸は違って

小腸=グルタミン
大腸=酪酸+グルタミン

をエネルギー源として動いています

なので
腸を元気にするにはこのグルタミンや酪酸をしっかり与えることも
大切なことになります

グルタミンが多く含まれるのが生魚、生肉、生卵、発芽大麦などに
多く含まれています。
酪酸はどうかというと、腸内で「食物繊維」が分解されるときに
多く作られる成分です。

便秘に食物繊維というのは
こういったところにも効果があると言えますね

腸管の働きが良くなれば
「便通」も良くなりますし
内臓が動くことで消費エネルギーも上がってきます

ダイエットにも効果的ですね

意識していきましょう~

応援しています

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