2013.06.19

◆けんこう豆知識

熱中症のメカニズム

こんにちは

ドラッグストア中央店長増田です
台風が近づいてきて
大阪も午後から多雨です

夜にかけて
もっと降るらしいですね。
お出掛けの方は十分ご注意されてください

今日は
「熱中症」のメカニズムについてお話します

熱中症を引き起こす原因は
ヒトの体温を調節するメカニズムにあります

そのメカニズムとは・・・

1. 皮膚の表面から空気中へ熱を放出する
2. 汗をかき、その汗が蒸発するときに熱を奪うはたらき(気化熱)を利用する

体温よりも気温が低ければ
皮膚から空気中へ熱が移りやすく
体温の上昇を抑えることができます

また、
湿度が低ければ汗をかくことで熱が奪われ
体温を上手にコントロールすることができるんです

ですが
気温が体温より高くなると、空気中への熱の放出が難しくなるので
体温調節は発汗だけに頼ることになってしまいます

ところが真夏日によくあるように
気温が高いばかりでなく、
湿度も75%以上になると、
汗をかいても流れ落ちるばかりでほとんどほとんど蒸発しなくなります。
そのため、発汗による体温調節すら事実上できなくなってしまう
んです

また、
体温が37℃を超えると皮膚の血管が拡張し、
皮膚の血液量を増やして熱を放出しようとします

しかし、このとき体温がさらに上昇し、
発汗などによって体の水分量が極端に減ると、
今度は心臓や脳を守るために血管が収縮しはじめちゃいます

つまり、
ここでも熱が放出できなくなってしまって
体温を調整する機能が失われることに・・・

結果
体温が上昇し続け
機能障害が「起こってしまうんです

体調がおかしいなと思ったら
・涼しい日陰やクーラーのきいた室内に移動する
・衣類をゆるめて休む
・カラダを冷やす
・水分を補給する

など意識してくださいね

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