2012.08.07

◆ブログ

骨粗鬆予防もミネラルバランス

カラダの中で
多く存在しているミネラルって
ご存知ですか??

それは・・・

「Ca(カルシウム)」

では・・・
2番目に多く存在しているミネラルは???

答えは

「P(リン)」

です

骨粗鬆症予防として
牛乳などのカルシウムを
つとめて摂取しようという方が多いですが

この「P(リン)」についても
今日は少し知っておいてくださいね

生体内での
理想的なミネラルバランスとして
カルシウム:リン⇒1:1~1:2
と言われています

・・・でこの「P(リン)」

現代人の食生活において
不足することは
まず考えられないといってよく

むしろ
過剰摂取される傾向にあります

それは
幅広く多くの食品に
含まれているという実情によるものです

素材由来のリンに加えて
加工食品やスナック菓子、
ファーストフード、インスタント食品、
缶詰、清涼飲料水など

 

私たちが日頃よく口にする食品に
食品添加剤
(食品の鮮度維持、変色や変質の防止目的、タンパク質の結着剤として)
のかたちで摂取されているのですね

この
「P(リン)」の摂取が過剰になると
どうなるのでしょうか

人体の様々な生理作用に不可欠なリンですが、
過剰に摂取すると
カルシウムの吸収を阻害することが
指摘されています(拮抗作用)

これは、
腸管で相性のよいカルシウムと結合し
リン酸カルシウムへと形態が変化するためで
水に溶けにくいリン酸カルシウムは
腸管から吸収されず
体外へと排泄されてしまうということです

じゃぁ
その分カルシウムを多く摂って
1:1~1:2にすればって思うでしょ

そうなると
今度はカルシウムとマグネシウムの
ミネラルバランスが崩れ

その結果
マグネシウムの不足へと繋がりますので
この点への配慮も必要となってくるんですね

強い骨を維持していくためにも
補給も大切ですが
減らさない意識も大切ですよね

両輪で骨粗鬆症は予防していきましょうね

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