2013.07.11
◆ダイエット
遺伝で太る?
今日も熱いですが
ごきげんさんですか
ドラッグストア中央店長の増田です
今日のお題は
「遺伝で太る」と言うことについて書きますね
よくカウンセリングしていると
「私の親は太ってるから遺伝で私も太ると思います」
など聞くことが度々あります。
では本当に「遺伝」で太るのでしょうか
まず
「肥満遺伝子」という言葉を聞いたことがありますか
少し難しくなりますが
肥満に関連する主な遺伝子には
1.β-3アドレナリン受容体遺伝子
2.UCP-1遺伝子
3.β-2アドレナリン受容体遺伝子
の3つがあります。
実は
日本人の3人に1人は
1.のβ-3アドレナリン受容体遺伝子に異常があります。
β-3アドレナリン受容体遺伝子に異常があると、
脂肪分解や熱産生が抑えられ
脂肪が蓄積されやすくなります
異常と言いいましたが
病気ではありませんから安心してくださいね
単に
人よりエネルギーを消費しにくい=節約しやすい「体質」
ということです。
どれくらい節約するかというと、1日約100~200kcalと言われています。
ご飯でいくとお茶碗半分~一杯分ぐらい消費が低いということですね
同じように2.のUCP-1遺伝子異常のある人は
1日に50~100kcalエネルギー消費を節約します
反対に3.のβ-2アドレナリン受容体遺伝子異常のある人は
脂肪を積極的に分解するため、脂肪が蓄積されにくく、
1日約100~200kcalエネルギー消費量が多くなります
汗をかきやすい体質、
アルコールが飲めない体質etc・・・
体質とはうまく付き合っていかねばなりませんよね
肥満遺伝子があっても、
それだから「太る」とは必ずしもそうではないのです
実際、体重をコントロールできている人は沢山いますよ
1日100~200kcalの差はケーキ1個、
大福1個の我慢、
もしくは30~60分ジョギングをすれば乗り越えられるカロリーです。
人より消費が少なければ、
活動的になって消費を増やせば同じだけ食べられます
「痩せやすい、痩せにくい」は多少ありますが、
ちょっとした心がけ1つで埋められる差です。
「私は痩せにくい体質なのかも・・・」と思う前に、
まずは行動!
エスカレーターを階段にする。
そのようなことから始めてみませんか